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彼の世界は官能で出来ている。
第14章 娘VS孫
「は?結婚――――誰が?」
「誰がって――――瑛斗が美央さんと!」
すると、自分の話になったのが嬉しいのかパッと顔をあげる美央さん!
「は?俺が結婚を前提に考えているのは百々子だよ!――――誰だよ美央さんと結婚するなんて嘘を言ってるのは!」
「ちょっ――――瑛斗さん!私と…結婚は?え?ちょっと――――…は?」
「は?は――――…俺の方なんだけど、ここまで来てベラベラ…影街先生のお嬢さんだからって無下にできずここまで来たけど――――マジで…キモいんですけど…それと、密かに俺と百々子の間を邪魔してただろ?
連絡消したり――――…常に偶然装って近づいたり…しかも、鞄に入っていた原稿を勝手に影街先生に見せただろ?
連絡が来てビックリしたよ……しかも、弟子で通ってるとか嘘の情報まで…訴えたら勝つレベルだぞ!」
「「うわぁ…引く――――…」」
お父さんとお母さんが声を揃え呟くと冷ややかな視線を美央さんに向ける。