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彼の世界は官能で出来ている。
第15章 平穏な日々?
「やだ――――…美味しい!」
「本当だ!あの――――…ピーマン豚汁が…お店で出してもいいほどのクオリティに!」
「いや~、独創的な豚汁初めて食べました!しかし、ポテンシャルの高い豚汁だったので、俺はひと手間加えただけです」
――――どんなひと手間だ!?
あのあと、お母さんと台所に入った瑛斗は自慢の腕でパパッとお昼を作ると…恐ろしく不味かったピーマン豚汁をあっという間に極上豚汁へと生まれ変わらせた。
「凄い――――!水無月くんって料理も出来たんだぁ~!顔も良くて、料理も上手いなんて!神様は不公平よね~」
お母さんはどんどん減っていく豚汁にかなり上機嫌だ。