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彼の世界は官能で出来ている。
第15章 平穏な日々?

「あっそうそう――――…“ビショップ”がいまだに…ハリウッドで人気だとかで…また、続編のオファーが来たんだが…どうする?」


桃花を膝に抱っこしながら毎年オファーがくる“ビショップ”の続編依頼に夫婦で頭を抱える。


「どうするも…瑛斗が書けるかどうかなんじゃない?」



「パパしゃん、かきかきしゅるの?」


桃花も瑛斗の仕事がなんなのか徐々に分かってきたのか鉛筆を持って書くフリをする。


「///なっ、なんて――――可愛いんだ…さすが…俺と百々子の子…///月睦先生が…我が子と孫を題材にシリーズ物を書きつづけた理由が今になって分かるような気がする!」



「こら、やめろ!娘をそんな目で見るな!変態め!」


「パパしゃん!へんちゃ~い!」



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