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彼の世界は官能で出来ている。
第3章 表現の海
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桃は羞恥に震えた。
下半身は己の排尿で汚れ、義理父から買ってもらった新しい靴までもびちょびちょに濡れていた。
「ど…どうしよう」
幼い桃には、粗そうをしでかした、この状況を打破する考えが思い付かない。
しかし、側で見ていた一郎はとっさに桃を庭の奥へと隠した。
「一郎おじちゃん――――…どうしよう、桃…桃…おしっこ漏らしちゃった…お義父さんに怒られちゃう…」
泣きながら下半身の濡れていた部分を隠そうとする桃の健気さに、一郎の止めていた欲が溢れ出す。
「桃ちゃん――――…おじちゃんが…洗ってあげるから……ここで脱げるかい?」
桃は藁にもすがる思いで一郎の提案を受け入れる。
そして、一郎の目の前で濡れていた肌に貼り付くスカートと下着を脱ぎ始めた。
「あっ…ぁぁぁ…桃ちゃん…」
一郎は、自分の言葉に素直に従う桃のツルリとした幼い牝の割れ目を凝視する。
「なんと…汚れの無い…薄ピンクの谷よ」
一郎は排尿で湿った箇所を見つめては生唾を飲み込んだ。
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「――――どんな状況だよ…」
10年以上前の官能小説を読みながら突っ込みを入れた私は、そっとページを閉じた。