この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
彼の世界は官能で出来ている。
第4章 歯痒い才能
==========
こんもりと盛り上がる恥丘の真ん中に、濃い桃色淫裂ががっぽりと口を開けている。
熟れたあけびと呼ぶに相応しいその場所は、今か今かと元(ハジメ)の雄を待ち望む。
茂みはじっとりと湿り気をおび、淡い間接照明に照らされテカテカと光る。
「お前の身体は…素直で可愛い…いいだろう」
==========
――――どこが…可愛いんだよ!何がいいんだよ!
「どうだ!?どうだ!?」
私が原稿用紙から目を離した隙に、感想を聞こうと顔を近づける!
「ちょ、ちょっと、落ち着いて!とりあえず――――…珈琲飲ませてよ!」
「おう、飲め――――飲みまくれ!」
――――飲みまくらないわよ!
「おいおい瑛斗、そんなに急かすもんじゃないぞ?」
マスターにも言われ瑛斗は少し深呼吸をして席に座った。