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彼の世界は官能で出来ている。
第5章 大、大反省会!
――――やっちまったぁ…
私は1人、部屋で頭を抱えていた!
頭に来たからって…あんな事を言う資格は私にはない…
なのに――――「馬鹿たれ!」って…
しかも、本…投げつけてしまった…
多分――――怒ってるだろうなぁ…
私が切れる前に瑛斗は凄い顔で睨んでたからなぁ…
にしても、贅沢過ぎる――――…高学歴、高収入、高身長!
人気作家でルックスはタレント顔負け…
ただ――――…彼の求めている成功はそこにはなかった。
「弟子入りまでして…違う分野で成功してしまった――――って、よくありそうな事だけど…」
――――多分、彼は嫌なのだろう…
分かる…気も――――する。
「こんなはずじゃなかった――――って…こんなの自分じゃないって…何年…瑛斗は思い続けて来たんだろう――――…」
「――――デビューしてからだから、6年間だな」
「うわぁぉぁぁぁぁぁぁ!!」
――――なんで!?瑛斗が私のアパートにいるの!?は?なんで!?