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恋する真珠
第2章 恋するカナリア
涼太の太く雄々しい眉がびくりと動き、鋭い眼差しが驚きに見開かれた。
「瑠璃子…」
「キスして。
ちゃんとキスして」
「…だめだ。お前が十八になるまで俺は何もしないって決めてるんだ」
涼太の眉が苦しげに歪む。
そのまま突き放されそうになり、必死でその日焼けした筋肉質な腕を掴む。
「どうしてだめなの?
私、もうすぐ十七歳だよ。
キスくらい…ううん。
キスしたいの。
涼ちゃんとキスしたいの。
私、まだ涼ちゃんと何もしてない。
私は涼ちゃんの何?
恋人じゃないの?」
「…恋人だ。
だけどな…」
熱く切ない気持ちがマグマのように胸の中で爆ぜて、一気に溢れ出す。
「じゃあ、証明してよ。
キスして。
恋人のキスして。
…私が好きなら…愛しているならキスして…お願い…!」
瑠璃子が爪先立ちし、涼太の引き締まった頰を両手で挟み引き寄せる。
「瑠璃子…!」
「…好き…涼ちゃん…」
瑠璃子の柔らかな果実のような唇が、涼太のやや厚い唇を捉える。
「…好きなの…大好き…涼ちゃ…」
必死に愛を掻き口説き、唇を押し当てる。
「瑠璃子…」
「キスして。
ちゃんとキスして」
「…だめだ。お前が十八になるまで俺は何もしないって決めてるんだ」
涼太の眉が苦しげに歪む。
そのまま突き放されそうになり、必死でその日焼けした筋肉質な腕を掴む。
「どうしてだめなの?
私、もうすぐ十七歳だよ。
キスくらい…ううん。
キスしたいの。
涼ちゃんとキスしたいの。
私、まだ涼ちゃんと何もしてない。
私は涼ちゃんの何?
恋人じゃないの?」
「…恋人だ。
だけどな…」
熱く切ない気持ちがマグマのように胸の中で爆ぜて、一気に溢れ出す。
「じゃあ、証明してよ。
キスして。
恋人のキスして。
…私が好きなら…愛しているならキスして…お願い…!」
瑠璃子が爪先立ちし、涼太の引き締まった頰を両手で挟み引き寄せる。
「瑠璃子…!」
「…好き…涼ちゃん…」
瑠璃子の柔らかな果実のような唇が、涼太のやや厚い唇を捉える。
「…好きなの…大好き…涼ちゃ…」
必死に愛を掻き口説き、唇を押し当てる。