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恋する真珠
第2章 恋するカナリア
「…怖いか…?
男に本気で抱きしめられるのは…」
低くやや掠れた涼太の声が、鼓膜を擽る。
髪がさらさらと音を立てるほどに首を振り、ぎゅっとしがみつく。
「こわく…ないよ…。
だって…私は涼ちゃんが好きだもの…。
愛しているもの…」
三年前からずっと抱いている唯一の想いを告げる。
…好き…大好き…愛している…。
ほかに言葉を知らない。
「…瑠璃子…」
…苦しげな涼太の声…。
涼太の腕の力が緩みそうでその前に自分から引き寄せ、貌を見上げる。
瞬きもせずに男を見つめる。
…ブロンズ色の美しい肌…精悍な目鼻立ち…。
私を救ってくれた強くて優しい海賊…。
幾千万の想いを込めて、囁く。
「…涼ちゃん…。
キスして…」
男に本気で抱きしめられるのは…」
低くやや掠れた涼太の声が、鼓膜を擽る。
髪がさらさらと音を立てるほどに首を振り、ぎゅっとしがみつく。
「こわく…ないよ…。
だって…私は涼ちゃんが好きだもの…。
愛しているもの…」
三年前からずっと抱いている唯一の想いを告げる。
…好き…大好き…愛している…。
ほかに言葉を知らない。
「…瑠璃子…」
…苦しげな涼太の声…。
涼太の腕の力が緩みそうでその前に自分から引き寄せ、貌を見上げる。
瞬きもせずに男を見つめる。
…ブロンズ色の美しい肌…精悍な目鼻立ち…。
私を救ってくれた強くて優しい海賊…。
幾千万の想いを込めて、囁く。
「…涼ちゃん…。
キスして…」