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永遠の愛のカタチ
第4章 祐の想い ※



「妻と付き合ってから初めてのデートで行った海で花束を渡しましたよ」

「花ですか……。ロマンチックなことするんですね」


「特別な時ですからね。幸せな記憶として覚えていて欲しいので」


「オレが小春と初めてデートに行ったところは……」


思い返すと会社以外で初めて二人きりになれたのはラブホテルだ。

仕事が終わった後にしていたデートもご飯を食べに行ってから、ラブホテルでセックスをして解散……。


でも小春の初めてをもらったところでプロポーズをするのは違うか……。何よりこれは小春がときめかないだろうし、望んでいない気がする。


そうなるとオレは初デートに行った場所でプロポーズすることは不可能だ。


プロポーズをする場所で悩む前に小春と色んなところへ旅行に行っておくべきだったと今更後悔した。


「プロポーズができるような場所には行ってないなー……。この辺りでそういうところもなさそうですし……」


「二人きりになれる静かな場所……。よく考えればありますって」


「うーん……、いい場所が思い浮かばない……。やっぱりオレがプロポーズするのはまだ早いんですかね……」


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