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さすがに無理やろ
第11章 不二子…ちゃん?

「ごめん、我慢でけへんかった。
俺、
青山さんが好きでたまらへん」

「……」

その言葉に返事は
してくれへんかったけど
青山さんは
ゆっくりと俺の背中に手を回し
そして
優しく…
無茶苦茶遠慮がちに
抱きついてくれた

なぁ、言うてくれや
私も好き…って

「俺は
誰よりも青山さんがええんや。
俺ももう
離れたない」

久しぶりに抱きしめる女の身体は
溜息が漏れそうなほど
柔らかくて気持ちええ
けど
強く抱きしめたら
壊れそうで
もっともっと抱きしめたいのに
でけへんくて…歯痒い
相手が青山さんやなかったら
その歯痒さをどうにかしたくて
とっくに
唇、奪ってるやろな

けど
それを必死で我慢して
俺は
青山さんに大事な質問をした

とにかく
まずは
そこからや

「俺と
付き合うてくれるよな?」

抱きしめる手を緩め
返事をもらうために
青山さんの顔を覗き込むと
顔を赤くして
恥ずかしそうにしてる青山さんは
「…はい」
と返事をしてから
「よろしくお願いします」
と、深く頭を下げた

クスッ
ほんま、ザ・青山さんやな
キスしようとしてたムード
ぶち壊しや

まぁええか
それはそれで可愛らしいし
それが青山さんやしな
ほんまは
無茶苦茶キスしたいけど
それはあとのお楽しみや

「ありがとうな
やっと願いが叶ったわ。
無茶苦茶嬉しい。
もう一回
ハグしてええ?」

それはもちろんOKやろう
さっきも
抱きついてくれてたし
と、俺は返事を聞く前に
青山さんを抱きしめようた身体を近づけると
青山さんが
俺の胸元を手の平で軽く押した

「え?あかん?」

「あの…」

「ん?」

「ここでは、ちょっと…」

せやな
誰もおらんとはいえ
ここは公園やし
青山さんのマンションから見えるくらいやから
どこかから誰かに見られてるかも知れへん

「せやな」

「すみません」

「ほな、場所変えよか」

「え?」

「俺の部屋か、青山さんの部屋」

「…」

「それかホテル」

「えっ」

「大丈夫や、なんもせん
このままバイバイしたないだけや」

「…はい」

「俺の部屋来るか?」

「…よろしくお願いします」

あー…キスしたい
したいしたいしたい!

相変わらずの敬語で
更にキスしたなるとか
俺は何フェチやねん
と、心の中で突っ込みを入れながら
俺は青山さんの手を握りしめた
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