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さすがに無理やろ
第11章 不二子…ちゃん?
それから
俺の部屋に着くまで
約15分

青山さんは緊張してんのか
口数は少ない

実は
珍しく俺も緊張してるんやけどな

そりゃそうやろ?
急に付き合うようになって
酔うてもないねんから
それに
部屋に来ても
なんもせん約束してて
なんやまるで
中学生みたいやんか
いや、待てよ
今時中学生でも
やることやってるよな?
俺ら30過ぎてんのに…
それにしても
『なんもせん』って
青山さんにとってなんなんやろ
キスは…どない思てんねやろ…

「ここが俺の部屋や」

「…はい」

「覚悟してな?」

「え?」

「散らかってるから」

「クスッ。あ、はい」

そう言いながら
青山さんと玄関に入り
先に靴を脱いだ俺は
まだ靴を脱いでない青山さんを振り返って
ギュッと抱きしめ
耳元で囁いた

「ちょっとだけ待っとって。
急いで片すから」

そして
青山さんの顔を覗き込むと
青山さんは
顔を真っ赤にして
小さくうなずいた

ほんま可愛らしい

可愛らしいのに
歳上で
会社帰りの
グレーのパンツスーツ姿で
髪、結んだままでメガネで
ほんまもう…
いつキスさしてくれんねん!

と、心の中で叫びながら
俺は狭い部屋に落ちてる服を拾い
そして
ぐちゃぐちゃなベットを
綺麗に直した

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