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さすがに無理やろ
第11章 不二子…ちゃん?

「お待たせ。
とりあえず…ここにでも」

手早く片付けを終えた俺は
青山さんを部屋の中へと案内し
ビーズクッションを指差した

「ごめんな。
俺の部屋おいでって言うたけど
ソファーもないねん」

半同棲してた彼女と別れて
引っ越して来た俺の部屋は
まだ殺風景なままなんや

「引っ越してきたばかりですもんね。
私はここで大丈夫です」

青山さんは
そう言って床に腰を下ろした

「ごめんなぁ。
ベットに腰かけてもええねんけど」

そう言って俺が
隣の部屋に視線を送ると
青山さんは
正座のままで
「いえ、ここで大丈夫です」
と、真面目な顔で答えた

「よかった。
今な
隣の部屋無茶苦茶なってるから」

俺の部屋は
狭い部屋が2つある
テレビとテーブル
それにビーズクッションしかない部屋と
ベットのある部屋
もちろん今日
ベットが活躍することはないはずで
隣の部屋は
今、ぐっちゃぐちゃなんや

「あ、青山さん眼鏡外しや?
プライベートやし
恋人同士やねんから」

「あ、はい。
あの、でも

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