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さすがに無理やろ
第11章 不二子…ちゃん?
「やばい、青山さん。
もう3時になんで」

「朝になっちゃいますね」

「泊まっていくか?」

冗談ちゃうで?
泊まってくれるんなら
添い寝だけでも…

「それは、ちょっと…」

そりゃそうよな
青山さんは
そーゆー人や

「残念やなぁ
俺はおってほしいけど
今日は急過ぎるよな?
ほな、送っていくわ」

「あ、大丈夫です。
私、道分かりますから」

「何言うてんねん。
女の子一人で
てゆーか
心配で心配で
彼女を一人で帰らせるとか無理やわ。
襲われたらどうすんねん」

「大丈夫です。
私を襲う人なんていませんから」

そう言って
青山さんはまた髪を縛って
眼鏡をかけた

「ほんま
分かってないなぁ」

「え?」

「可愛らしい格好してないからか?」

「…はい」

「あんまり化粧してないからか?」

「それも…」

「パンツスーツやからか?」

「…はい」

「ちゃうねん」

「…何が…ですか?」

「あんな…」

俺は
青山さんに足が触れるほど近づき
青山さんの白い頬に
そっと触れた

「白い肌で華奢
何よりも弱々しい雰囲気
大声で悲鳴なんかあげなさそうな
品のある顔
痴漢の大好物や」

「……」

そして俺は
赤くなり始めた青山さん耳に触れた

「よう聞きや?
それより大事なんは
大事な彼女を万が一の危険にも
俺は遭遇させたないねん」

みるみる真っ赤になった耳に
唇をすり寄せたい欲望が
猛烈マックスになったけど
それを必死に我慢して
俺は青山さんの手を握った

「送っていくわ。
明日、また会おな?」

「…はい」

忘れへんで

俺に触れられて
慌てた顔も
どうしたらええかわからんくて
ピクリとも動かんかった身体も
会社とは違うて
言葉を失うところも

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