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さすがに無理やろ
第11章 不二子…ちゃん?

心底そう思いながら
俺は青山さんの
小さく柔らかな手を握りしめると
なんと
顔を赤らめて
恥ずかしがるやろうと思うてた
青山さんの目が涙で潤み始めた

あ、あかん
俺やらかしてもうた!

「あ、青山さん?
ごめんごめん
俺、変なこと言うた。
全部冗談や。
身体でとか
冗談でもアウトや
ほんまごめん!」

あかん
青山さんにマジで引かれた…

もちろん俺は必死で謝ったけど
青山さんの涙が引くことはない

「ごめんなさい…
新飼さんが優しいから
なんだか急に怖くなってしまって…」

え?
怖い?
え?何?
キスが怖いんか??
セックスが怖いんか?

「え?優しい?
怒ってんちゃうん?
え?
怖いってどういうことや?」

わかってる
慌てて
何言うてんのか分からへん
けどほんまに
青山さんが言うてる意味が理解できずに困ってると
なんと青山さんは
両手で顔を押さえて
泣き出してしまった

「ご、めんなさ…
こんなっ…
泣いたりしたら
もっと嫌いにっ…うっ…」

え?
え、え?
どないしよ…どないしたらええねん!
助けてくれ
葵ちゃん!!!

「大丈夫か?
と、とにかく落ち着こ。
泣いてたら
俺、分からへんから」

と、俺は
青山さんが落ち着くまで
震える肩を優しく撫で続けた

とにかく
理由が知りたい
なんで泣き出したんか
何が怖いんか
俺の何があかんかったんか

可愛そうに
こんなに泣いてもうて…

涙を拭ってやっても
ほとんど化粧をしてない青山さんのまつ毛は
濡れていて
なんや…その涙がキラキラしてて…
不謹慎にも綺麗やと思うてる俺は
どんだけ青山さんが好きやねん

どんだけ
青山さんと
付き合いたいねん

どんだけ
この子を守りたい思うてんねん…

せやから俺は
青山さんの肩の震えが落ち着いた頃
青山さんを静かに抱きしめて囁いたんや

「上がってもええかな」って

 
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