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さすがに無理やろ
第12章 いよいよ
青山さんを待ってる間
色んな妄想をしつつ
おもむろに携帯をチェックすると
なんと
水本さんから
メールが届いていた
内容はもちろん
日曜日の件
水本さんに
決めてもらうことになってた場所は
『squeeze』で
待ち合わせ時間は19時と
夜か…
昼間が良かってんけどな…
そう思いながら
早速squeezeという店を
ネットで検索すると
なんや
若い子が好きそうな
ワイワイ賑やかで
音響ガンガン鳴ってそうな店やった
まぁこんな店なら
誰かに見られても
怪しまれることは無さそうや
あんまり…
気は進まへんけどな
「新飼さん…」
あ、青山さん戻ってきた!
「ん?」
「もう寝てて下さいって…」
俺が起きてるのが計算外やったんか
青山さんは
ちょっと戸惑いながら口籠った
「寝られる訳ないやろ?
待ってたんや」
「……」
待ってた
という言葉への返事に迷ってる
風呂上りの青山さんは
やっぱり色白やけど
その肌が
うっすら全体的にピンクで
髪はもう縛ってなくて
ふわっとおろしてて
柔らかそうで
ええ匂いしそうで…たまらん
けど
いきなりくっついたり
触ったり
抱きしめたら
あかんよな?
やらしいことせぇへんて
さっき言うてもうたし
いや
もちろんせぇへんで?
さすがに
けど…けどな!
さ、触わるくらいええんちゃう?
髪触るとかは
ええよな!
と、触りたい欲求に
支配されてしまった俺は
我慢することを放棄し
「もう寝る準備できたんか?」
と、ソファーに座ったまま
黙ってる青山さんの手を引いて
隣に座らせ
その柔らかな髪に手を伸ばした
「髪、乾いてるから
もうこのまま寝れるんちゃう?」
「あ…はい」
や、柔らかい…
しかも
おんなじシャンプー使うたのに
青山さん
ええ匂いしてるし照れてるし!
あーーーーもう!
キスしたい!
好きなだけキスしまくりたい!
勃つくらいのキスしたい!