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さすがに無理やろ
第12章 いよいよ
「やっと言うてくれた…
なかなか
好き言うてくれへんかったから
…嬉しいわ
全部聞くからな?
何時間かかっても、全部」
「……はい」
それから俺は
もう一度
お猪口に冷酒を注ぎ
2人でそれを飲み干した
青山さんは
まだ…
ちょっと
緊張してるみたいやけど
少しずつ話し始めた
「あの
さっきも話したんですけど…
私が
モテそうもない状態で
出勤するのは
できるだけ
男性との
仕事以外の接点を
持ちたくないからなんです。
あ、でもあの
そうしないと
モテるとか
そうじゃなくて
可能性をゼロにするために」
「分かってんで。
普段通りにしてたら
私、モテモテやから〜
とか言う女と違うことは
よう分かってるから
安心して話し」
「…はい」
「問題は
なんで
接点を持ちたくないかやな」
「はい。
前の会社で
葵ちゃんと働いている時に
普段通りにしていたら
色々あったからなんです」
「モテたんやな」
言いにくいやろうと
先手を取って
俺がそう言うてやると
青山さんは
唇を噛んだ
「それはでも
ありがたいことだし
その中には
私がいいなって思う人もいて
お付き合いしたんですけど
その人が…」
それからの青山さんは
少し涙を浮かべたり
顔を硬らせながら
話を続けた
要は…
最初に付き合うた男が
他の女子社員との
二股やってたらしいんや。
けど
青山さんは
そんなこと知らんまま
すぐにフラれることになる。
青山さんとの浮気を
元々の彼女が感づいたからや。
それから元々の彼女は
青山さんと男を別れさせた挙句
その男が悪事のを棚に上げて
女子社員に青山さんの
悪い噂を言い流した。
もちろん
根も葉もない噂や。
それで
青山さんは
女性から嫉妬を買い
シカトされ
男からは尻軽だと思われることに。
そのせいで
その後言い寄ってくる男は身体目的。
もちろん
セクハラにも悩み続けたそうや。
けど幸い
同じ職場の後輩の
葵ちゃんは味方になってくれたらしい。
あーゆー性格やから
噂流してる奴や
セクハラする奴に
食ってかかってくれたらしいねんけど
それが原因で
葵ちゃんまで
辛い状況になったらしいんや。
「それで
2人で辞めたんです、前の会社」
「…そんなことがあってんな…」
なかなか
好き言うてくれへんかったから
…嬉しいわ
全部聞くからな?
何時間かかっても、全部」
「……はい」
それから俺は
もう一度
お猪口に冷酒を注ぎ
2人でそれを飲み干した
青山さんは
まだ…
ちょっと
緊張してるみたいやけど
少しずつ話し始めた
「あの
さっきも話したんですけど…
私が
モテそうもない状態で
出勤するのは
できるだけ
男性との
仕事以外の接点を
持ちたくないからなんです。
あ、でもあの
そうしないと
モテるとか
そうじゃなくて
可能性をゼロにするために」
「分かってんで。
普段通りにしてたら
私、モテモテやから〜
とか言う女と違うことは
よう分かってるから
安心して話し」
「…はい」
「問題は
なんで
接点を持ちたくないかやな」
「はい。
前の会社で
葵ちゃんと働いている時に
普段通りにしていたら
色々あったからなんです」
「モテたんやな」
言いにくいやろうと
先手を取って
俺がそう言うてやると
青山さんは
唇を噛んだ
「それはでも
ありがたいことだし
その中には
私がいいなって思う人もいて
お付き合いしたんですけど
その人が…」
それからの青山さんは
少し涙を浮かべたり
顔を硬らせながら
話を続けた
要は…
最初に付き合うた男が
他の女子社員との
二股やってたらしいんや。
けど
青山さんは
そんなこと知らんまま
すぐにフラれることになる。
青山さんとの浮気を
元々の彼女が感づいたからや。
それから元々の彼女は
青山さんと男を別れさせた挙句
その男が悪事のを棚に上げて
女子社員に青山さんの
悪い噂を言い流した。
もちろん
根も葉もない噂や。
それで
青山さんは
女性から嫉妬を買い
シカトされ
男からは尻軽だと思われることに。
そのせいで
その後言い寄ってくる男は身体目的。
もちろん
セクハラにも悩み続けたそうや。
けど幸い
同じ職場の後輩の
葵ちゃんは味方になってくれたらしい。
あーゆー性格やから
噂流してる奴や
セクハラする奴に
食ってかかってくれたらしいねんけど
それが原因で
葵ちゃんまで
辛い状況になったらしいんや。
「それで
2人で辞めたんです、前の会社」
「…そんなことがあってんな…」