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さすがに無理やろ
第13章 とんだ悪魔
見えてる!
見えてもうてる!
赤いパンティ
ストッキング越しに見えてるし!!
いや、
ブラ、赤やったから
パンティも赤やろーとは
思うてたけど
そんなことしてたら
他の男やったら
マジでやられるで!
「水本さん
足、下ろして
ほら、しゃんとしいや。
タクシー捕まえてやるから」
「ほんと?」
「ほんまほんま。
せやから帰るで。
カーディガンちゃんと着いや」
ほんまに帰りたいんか
水本さんは
フラフラしながらカーディガンを着て
立ち上がったかと思うと
すぐにふらつき
また俺に抱きついてきた
ほんまもう最悪やな
とりあえずタクシーに
のせてまお
俺は急いでチェックを済ませ
店の前で
水本さんを支えながら
タクシーを止めた
「すみません、この子
家までお願いします」
「どちらまで?」
「水本さん
どこやねん、家。
ちゃんと言いや」
「……」
「水本さん、どこや?」
「〇〇町のぉ〜マンション」
「お客さん大丈夫ですか?
お一人ではちょっと
降りていただかないと…」
いやいや
乗車拒否とかマジ勘弁
せやから俺は仕方なく
水本さんとタクシーに乗り
水本さんを
送って行くことになってもうたんや