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さすがに無理やろ
第13章 とんだ悪魔

「ほな、とりあえず〇〇町まで」

それを聞いてた水本さんは
おぼつかない手つきで
バックから免許証を俺に渡すと
俺の肩にもたれかかって
眠りはじめた

良かった
とりあえず
家まで連れて行ける
連れて行かれへんかったら
大変なことになるとこやったで

それから俺は
すぐに運転手さんに住所を教えて
携帯をチェックした

あれ?
青山さんから
返信きてないなぁ…
風呂でも入ってもうたんやろうか

あ、せや
免許証戻さんと…
「水本さん
免許証バックの中に入れとくで」
俺は大事な免許証を
無くさんようにと
水本さんのバックを開けた

ん?なんやこれ

クシャクシャになった
紙切れが入ってるやん
なんや気になる…
ん?
何か書いてあるみたいやな
えっ…『尻軽』?
よう見たら
尻軽女とか会社から出て行けとか
とにかく
最悪な言葉が書かれてるみたいや

水本さん
こんな嫌がらせもされてんのか…

ほな
仕方ないわな
ホッとして
酔うてまうんも

水本さんは
いつの間にか
俺の腿を枕にして
寝てもうてるんやけど
明日は仕事やから
仕事行くん嫌で
こんなに飲んでもうたんかもな…

「苦し…」

え?

「もうやだ…」

え?
え?え?

「ちょっと待て
気分わるいんか?
運転手さん
あとどれくらいで着きます?」

「10分くらいですかね…」

まだあと10分も…

「もうちょっとやからな
我慢しいや」

とりあえず俺は
水本さんの背中をさすりながら
バックミラー越しに目が合うた
運転手さんに
『すんません』と
頭を下げてみせた
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