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さすがに無理やろ
第13章 とんだ悪魔


え?なんで?
なんであかんねん
分かってる
明日仕事やもんな
せやから
エロいことは我慢する
絶対約束する
けど抱きしめるくらい
ええんちゃう?
てか
部屋行くくらいええんちゃう?
いったい
なんであかんねん…

それからとりあえず
コンビニを出て
マンションまで送ることは
承諾してけれたんやけど

「今日は…ごめんなさい」

部屋に上がることは
なかなかOKしてくれへん
それに
その理由を聞いても
はぐらかしてばっかりや
いったい
どういうことやねん…

もしかして…『魔性』?

その時俺は
水本さんのあの言葉を思い出した

黙ったまま隣を歩く青山さんは
明らかにいつもと違う
正直
俺の知らん青山さんや

派手な化粧に巻き髪
そんで
嗅いだことのない香水の香り
それは
部屋には上げてくれへん理由と
なんか関係があるんと違うやろうか…

男か?
男がおるんか?
まさか
ほんまに魔性とかやないよな?

「あの…水本さんは…」

「あ、あー水本さんな。
かなり酔うてしもて
仕方ないから送ってきたわ」

その時何があったか
詳しいことは言われへんけど
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