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さすがに無理やろ
第15章 甘く…切なく
side ユリ

会いたくて
たまらなくて…
それで大阪まで
押しかけてきちゃったけど
迷惑じゃなかったかな…

あと何日か我慢すれば
新飼さんが
帰って来たかもしれないのに

どうしよう
重いとか
思われてないかな…

もう
新幹線の中で
今更そんなこと考えても
仕方ないんだけど

あ、新飼さんからメール

私は
新飼さんからのメールが
大好きだ

いつも優しくて
いつも前向きで
いつも明るくて…

でも
今日のメールは…

『ごめん、仕事の急用で
新大阪迎えに行けへんなった。
ほんまごめん!
また連絡するけど
とりあえず時間潰しとってくれる?
念のために
今日泊まるホテルは
パークホテルやから。
とりあえず
新大阪着いたら電話かけてな!』

どうしよう
新飼さん忙しいんだ
やっぱり
迷惑だったかな…
来ちゃいけなかったのかな…

歳上なのに重いとか
あぁ…私、最悪かも

でももう引き返せないし
とりあえず
返信しなきゃ…

『お仕事大変ですね。
それなのに大阪まで来てしまってごめんなさい。
私は一人で平気なので
気にせずお仕事して下さい。
とりあえず
新大阪に着いたら連絡します』

ほんとは平気なんかじゃない
大阪は不慣れだし
ずっと新飼さんに会えるの
楽しみにしてたし
迎えに来てくれることも
とても
楽しみにしてたのに…

それから
新飼さんからの連絡は途絶え
私は一人
新大阪の駅で
人の流れを避けて
電話ができる場所を探した

ここなら…大丈夫そう

プルルルル…プルルルル…

忙しいのかな…
新飼さん
電話に出てくれない

よし、もう一度かけてみよう

だ、だめだめ
仕事中なら迷惑だよね
一度履歴が残れば十分
何度もしつこく電話するなんて
歳上の彼女がするようなことじゃない

よし
なんとか時間潰さないと

とはいうものの
何も下調べしていなかった私は
とりあえず
新飼さんが予約してくれた
パークホテルまで
移動することにした

チェックインは
16時くらいからかな…
それまで4時間もあるんだ

何しよう…
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