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さすがに無理やろ
第16章 きっかけ
どさくさに紛れた
プロポーズ

そう思われても
かまへん

このまま結婚してもええ

仕事なんか辞めて
ユリが子供を産んで
お母さんになってもええんや

ユリが
ユリのままで生きられるのなら
四六時中
ユリらしく生きているのを
俺は
側で見てたいと
その時
心底そう思いながら
ユリまた
ぐっと抱きしめた

すると

「…怖いな」

と、ユリの囁くような声が聞こえた

何が
怖いんや?

髪をほどくことか?
眼鏡を外すことか?
普通の自分で
会社に行くことか?
それとも…
もしかして
俺の
重すぎる想いか?

ふと不安になって
ユリの顔を上げさせると
ユリは濡れた瞳で
じっと俺の目を見つめて
そして…

俺に触れるだけの
口づけをした

「何が…怖いんや?」

「新飼さんに…」

「……」

「こんなに優しくしてくれる
新飼さんに…
嫌われるのも
今の幸せを失うのも」

ほんまに…

恋人に嫌われたないと思うてんのは
俺もおんなじやのに

「俺かて
嫌われたないで。
こない好きやのに」

「……」

「なぁ、ユリ
そろそろ帰ろか。
早う帰って
思いっきりハグしたい」

「…うん」

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