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さすがに無理やろ
第16章 きっかけ
可愛らしいなぁ
ほんまに

可愛らしすぎて
どないしたろ

「あかん…」

「ん?」

「誘惑すんなって」

「え?何もしてないよ?」

「してる」

「してないよ?」

「ほら、してるやんか」

「クスッ、してないってば」

「ほらーしてるやんけー」

そう言うて
ユリの乳首に触ると
ユリはすぐに身体をビクッとさせ
俺を可愛いく睨んで見せた

「もう」

それが見とうて
俺はやってんねんけどなー
わかってないねんなー

「なぁユリ」

「ん?」

「月曜日は
手ぇ繋いで会社行こか」

「やだぁ」

「ええやんけー」

「そんなの無理」

「無理ちゃうって」

「無理無理無理」

「大丈夫やって。
無理や思うてても
出来ることあるやろ?」

「たとえば?」

「ずっと恥ずかしい言うてたのに
さっき
俺の顔跨げたやんけ」

そう
ユリは今日
俺の顔を跨いで
俺の愛撫を受けたんや

「や…」

あーユリ
布団かぶってもうた

「なぁ、もう一回やって」

「……」

「もう一回しよーな」

「……」

俺の舌に合わせて
ユリがちょっと
腰揺らすんがたまらんねん

「ユリぃー
ユリだけイかしたるから
跨いでぇな」

「……」

ぶっちゃけ
舐め合いっこでもええけど

「ごめんごめん。
もういじめんの辞めるわ。
なぁユリ
小腹空かへん?」

するとユリは
やっと布団から顔を出した

「ちょっとなんか食べたいよなぁ」

そう言うと
黙ったまま
ユリは小さくうなずくと
口を布団の中に隠したまま呟いた

「新飼さんの
おうどん食べたい」

クソ可愛いし
クソ犯したい

「よっしゃ
俺に任せとけ」

可愛いから
ユリがたまらん好きやから
うどんくらい
いつでも
何時でも何回でも。

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