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さすがに無理やろ
第4章 惹かれる理由
「いつもこんな遅いんですか?」

「わりと…」

俺が話しかけることに驚いたのか
青山さんは
いつものような機敏で丁寧な喋りやなく
ちょっと戸惑ってるような喋り方をした

「あー、すみません。
帰り際に話しかけてしもて。
もう…帰りますよね?」

「…はい」

「俺もです。
ほな…下に降りましょか」

「あ…はい」

もっとここで話したい
それが本音やけど
ほぼ相槌しか返してこん青山さんに
不審がられるのも困る
せやから俺は
半ば強引に
青山さんをエレベーターに誘ったんや

「じゃあ、行きましょか」

廊下は人気も無く静かで
二人の足音だけが耳に響く

なんとも言えない沈黙

俺らしくないと言えば
俺らしくない

けどなぜか
青山さんにかける言葉が見つからないまま
俺は青山さんの少し前を歩いた

そして到着したエレベーターの前で
これまた静かにボタンを押しながら
内心俺はこう思っていた

頼む
エレベーターに誰も乗ってませんように

いや

誰か乗ってますように…と
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