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さすがに無理やろ
第4章 惹かれる理由

頼んだ料理をキャンセルする勇気もなく
それから俺は
ひとりカウンターで箸を握った

料理はうまい

うまいけど
なんや…うまない

ひとりやと
うまないねんな…

そんなことを考えてると
青山さんの友人が
俺のところへ料理を運んできた

「お名前
新飼さん…でしたよね?」

「あーはい」

「青山さんに
何か話があったんですか?」

店が落ち着いてきたのか
その友人は
料理を置いても
俺の前から離れようとしなかった

「あーいや
そういうわけやなくて
たまたま会うたから。
関西人はそんなもんや。
茶、行かへん?みたいな」

「そうだったんですか」

「あーでも
迷惑やったみたいで」

「え?」

俺はさっき感じた
招かれざる客
という雰囲気と
突然帰ってしまった青山さんのことを
そう言葉にかえた

「もうちょっと
話したかってんけどな」

そう言って苦笑いすると
その店員は
微妙な笑顔で口を閉ざした

「ほな、お会計してもらおか。
うまいねんけど
今日はもう帰るわ」

さすがの俺も
これ以上ココには
座ってられへんかった

青山さんには近づくな

そういう空気が
流れてる気がしたから
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