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さすがに無理やろ
第5章 避けられても
まさか青山さんがおるなんて思わず
俺は会議室に入ったわけやけど
「お疲れ様です」
先に俺に気づいて
声をかけてきたのは青山さん
青山さんは
昨日のことなんか
なんも無かったように冷静に挨拶をした
「あ、あー、お疲れ様です」
無視されんで良かった…
けど俺
どんな顔してたらええんや
昨日、若干ふられてる感じになってるし
と思いながら
俺はテーブルの上に置かれた書類に目をやった
その書類には
既に部署名が書かれていて
俺が座る席はもう決まってるみたいなんや
「営業、営業…あ、ここやな」
営業部の書類を見つけて席につき
ふと
隣の席の書類を覗き見ると
なんとそこには
『経理部』と書かれている
経理って…青山さんやんけ!
思わず「青山さん、こっちこっち」
と、声をかけようとすると
青山さんは
ペットボトルのお茶を
みんなの席に配ろうとしていた
ん?
ここの設営
総務担当やんけ
せやのに青山さん
気いきかせて配ってんのか
優しいとこあるなぁ
俺は
そんな青山さんに近づいて
声をかけた
「俺も手伝うわ、暇やし」
「え、あ…ありがとうございます」
青山さんは
俺の言葉に驚いたのか
少し焦った顔をした
なんや
焦った顔は
昨日とおんなじやな
可愛らしい
「おう、新飼も担当か?
お前、何やってんねん」
その時声をかけてきたのは
大阪支社で一緒に働いてた同僚の村上や
「見たらわかるやろ
茶、配ってんねん」
「俺にもくれ」
「アホか、自分でとらんかい。
てゆーか青山さんな
こんなん
『お好きにどうぞ』いうて
張り紙して
自分で勝手にとらせたらええねん。
こんなん女子がする時代や…」
と、そこで
年配の人が会議室に現れ
俺をチラリと睨みつけた
「時代やないと…
俺は思うねんけどなー村上ー」
「は?俺?
あ、時間や、もう座らんと!」
村上もまずいと思ったのか
話をはぐらかすと
とっとと席についた
俺は会議室に入ったわけやけど
「お疲れ様です」
先に俺に気づいて
声をかけてきたのは青山さん
青山さんは
昨日のことなんか
なんも無かったように冷静に挨拶をした
「あ、あー、お疲れ様です」
無視されんで良かった…
けど俺
どんな顔してたらええんや
昨日、若干ふられてる感じになってるし
と思いながら
俺はテーブルの上に置かれた書類に目をやった
その書類には
既に部署名が書かれていて
俺が座る席はもう決まってるみたいなんや
「営業、営業…あ、ここやな」
営業部の書類を見つけて席につき
ふと
隣の席の書類を覗き見ると
なんとそこには
『経理部』と書かれている
経理って…青山さんやんけ!
思わず「青山さん、こっちこっち」
と、声をかけようとすると
青山さんは
ペットボトルのお茶を
みんなの席に配ろうとしていた
ん?
ここの設営
総務担当やんけ
せやのに青山さん
気いきかせて配ってんのか
優しいとこあるなぁ
俺は
そんな青山さんに近づいて
声をかけた
「俺も手伝うわ、暇やし」
「え、あ…ありがとうございます」
青山さんは
俺の言葉に驚いたのか
少し焦った顔をした
なんや
焦った顔は
昨日とおんなじやな
可愛らしい
「おう、新飼も担当か?
お前、何やってんねん」
その時声をかけてきたのは
大阪支社で一緒に働いてた同僚の村上や
「見たらわかるやろ
茶、配ってんねん」
「俺にもくれ」
「アホか、自分でとらんかい。
てゆーか青山さんな
こんなん
『お好きにどうぞ』いうて
張り紙して
自分で勝手にとらせたらええねん。
こんなん女子がする時代や…」
と、そこで
年配の人が会議室に現れ
俺をチラリと睨みつけた
「時代やないと…
俺は思うねんけどなー村上ー」
「は?俺?
あ、時間や、もう座らんと!」
村上もまずいと思ったのか
話をはぐらかすと
とっとと席についた