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さすがに無理やろ
第5章 避けられても
その時ふと
俺は水本さんのことを思い出した
色々噂されて困ってるいう
あの話や
それが本当かどうかは
結局謎のままやけど
どこにでも
噂好きなやつはおる
青山さんも
何かしら警戒してるいうことか…
「わかった。
ごめんな?」
「…いえ」
「せやけどもし噂されたとしても
青山さんやのうて
俺のことちゃうか?
あの関西弁のやつ
販売機のコーヒーで
女の子口説こうとしてたわ
とか。
まぁけどそれは
100パー作り話ともちゃうけどな」
そうや
作り話ちゃうねん
ほんまは口説きたい思うてんねん
できれば
今すぐにでも
そう
今すぐ
会社で話しかけるなと言われ
あの居酒屋にも行きづらい
チャンスはもう
今しかないかもしれへん
そう思うた俺は
真面目に青山さんを見つめた
「なぁ青山さん
俺、青山さんに嫌われてんのかなぁ」
「えっ、いえ
そういうことではなくて…」
そんなこと突然言い出した俺に驚いたのか
青山さんは
ちょっと眼鏡を触り
そしてシャツの一番上のボタンを
ぎゅっと握った
「良かった。
ほな正直に言うわ。
俺な
普通に青山さんのこと
気に入ってんねん」
「か、からかわないで下さい」
「なんでからかうねん。
ほんまのことや。
青山さんともっと話がしたい」
怒ってんのか
照れてんのか
青山さんの頬や耳は
みるみるうちに赤くなった
「せやからさっき
青山さんが隣の席で
ラッキー!思うててん。
小学生みたいに。
せやけど
青山さんが会社の中で
仕事やない話されたないならせえへん。
その代わり」
「……」
「会社の外で偶然会うて
そこに会社の人がおらんかったら
話しかけてもええやろか」
「……」
「嫌やないなら」
「……はい」
俺は水本さんのことを思い出した
色々噂されて困ってるいう
あの話や
それが本当かどうかは
結局謎のままやけど
どこにでも
噂好きなやつはおる
青山さんも
何かしら警戒してるいうことか…
「わかった。
ごめんな?」
「…いえ」
「せやけどもし噂されたとしても
青山さんやのうて
俺のことちゃうか?
あの関西弁のやつ
販売機のコーヒーで
女の子口説こうとしてたわ
とか。
まぁけどそれは
100パー作り話ともちゃうけどな」
そうや
作り話ちゃうねん
ほんまは口説きたい思うてんねん
できれば
今すぐにでも
そう
今すぐ
会社で話しかけるなと言われ
あの居酒屋にも行きづらい
チャンスはもう
今しかないかもしれへん
そう思うた俺は
真面目に青山さんを見つめた
「なぁ青山さん
俺、青山さんに嫌われてんのかなぁ」
「えっ、いえ
そういうことではなくて…」
そんなこと突然言い出した俺に驚いたのか
青山さんは
ちょっと眼鏡を触り
そしてシャツの一番上のボタンを
ぎゅっと握った
「良かった。
ほな正直に言うわ。
俺な
普通に青山さんのこと
気に入ってんねん」
「か、からかわないで下さい」
「なんでからかうねん。
ほんまのことや。
青山さんともっと話がしたい」
怒ってんのか
照れてんのか
青山さんの頬や耳は
みるみるうちに赤くなった
「せやからさっき
青山さんが隣の席で
ラッキー!思うててん。
小学生みたいに。
せやけど
青山さんが会社の中で
仕事やない話されたないならせえへん。
その代わり」
「……」
「会社の外で偶然会うて
そこに会社の人がおらんかったら
話しかけてもええやろか」
「……」
「嫌やないなら」
「……はい」