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さすがに無理やろ
第7章 揺れる青山さん
「個室空いてますか?」
「確認しますね、お待ち下さい」
居酒屋へ着くと
俺は店員さんに個室をお願いした
青山さん
誰にも会いたくなさそうやから
二人きりの方がええもんな
二人きりなら
ゆっくり話しできるし
ええなぁ
二人きりかぁ…
あ、いや待てよ
いきなり二人きりとか怪しいんちゃうか?!
ガードの固い青山さんと
いきなり二人きりとか
あかん!
俺は何をやってんねん!!!
そう気付いた俺は
焦って青山さんの顔を覗き込んだ
「誰にも合わへんから個人がええやろ思うたけど
いきなり個室とか逆にあかんよな?
ごめんな、気い付かへんかって。
席、変えてもらうわ。
あの、すみま…」
「待って」
慌ててた俺は
青山さんの返事も待たずに
店員さんを呼ぼうとすると
青山さんは
俺の腕を軽く掴んで俺を制した
「誰にも会いたくないから、大丈夫です」
腕を掴んだのは
無意識やったんやろう
青山さんはそう言い終わると
小さな声で「ごめんなさい」
と呟いてその手をスッと離した
それはもう
めちゃくちゃ恥ずかしそうに
…あかん
全てにおいて
峰不二子とは真逆やのに
俺の心が揺さぶられる
もちろん
青山さんは
俺を誘惑してるつもりなんか無いはずやねんけど。
「お待たせしました。
個室、ご準備できましたので」
それから俺達は個室に通され
やや薄暗い中で
メニューを広げた
俺はもちろんビール
そんで
お酒を飲むことを
やや渋る青山さんにもビールをすすめた
まずはビールで乾杯
それからしばらくは
俺オススメの焼き鳥を食べながら
仕事の話
仕事の話より聞きたいことあんねんけど
ちょっと酔うてからの方がええやろ…
と、俺はその時を待ってたんや
そしてやっと
その時がきた
青山さんが
二杯目のビールに口をつけた時や
青山さんは
お酒に弱いわけじゃないと言うてたけど
ちょうどその頃から
首元のあたりが赤らんで
少し酔うてるみたいやった
「確認しますね、お待ち下さい」
居酒屋へ着くと
俺は店員さんに個室をお願いした
青山さん
誰にも会いたくなさそうやから
二人きりの方がええもんな
二人きりなら
ゆっくり話しできるし
ええなぁ
二人きりかぁ…
あ、いや待てよ
いきなり二人きりとか怪しいんちゃうか?!
ガードの固い青山さんと
いきなり二人きりとか
あかん!
俺は何をやってんねん!!!
そう気付いた俺は
焦って青山さんの顔を覗き込んだ
「誰にも合わへんから個人がええやろ思うたけど
いきなり個室とか逆にあかんよな?
ごめんな、気い付かへんかって。
席、変えてもらうわ。
あの、すみま…」
「待って」
慌ててた俺は
青山さんの返事も待たずに
店員さんを呼ぼうとすると
青山さんは
俺の腕を軽く掴んで俺を制した
「誰にも会いたくないから、大丈夫です」
腕を掴んだのは
無意識やったんやろう
青山さんはそう言い終わると
小さな声で「ごめんなさい」
と呟いてその手をスッと離した
それはもう
めちゃくちゃ恥ずかしそうに
…あかん
全てにおいて
峰不二子とは真逆やのに
俺の心が揺さぶられる
もちろん
青山さんは
俺を誘惑してるつもりなんか無いはずやねんけど。
「お待たせしました。
個室、ご準備できましたので」
それから俺達は個室に通され
やや薄暗い中で
メニューを広げた
俺はもちろんビール
そんで
お酒を飲むことを
やや渋る青山さんにもビールをすすめた
まずはビールで乾杯
それからしばらくは
俺オススメの焼き鳥を食べながら
仕事の話
仕事の話より聞きたいことあんねんけど
ちょっと酔うてからの方がええやろ…
と、俺はその時を待ってたんや
そしてやっと
その時がきた
青山さんが
二杯目のビールに口をつけた時や
青山さんは
お酒に弱いわけじゃないと言うてたけど
ちょうどその頃から
首元のあたりが赤らんで
少し酔うてるみたいやった