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さすがに無理やろ
第2章 ある意味、峰不二子
「ですよねー。
あ、でも俺
一晩だけならいいかもなー
あっちの噂が本当か確かめてみたいような…」
その気持ち
分からんでもない
だいたいどんなテクやねん!
「俺は嫌だなー。
やっぱちょっと引く」
「けど可愛いしさ
おっぱいもデカそうじゃん」
「けどなー…」
「じゃあ青山さんとなら
どっちと寝る?」
「青山さんかーーー
んーーー……
ごめん、青山さんは無理だわ」
ん?青山さん?
俺、知らへんけど
「青山さんて…誰?」
「あーまだ会ってません?
青山さんは経理の人なんですけど
まぁその…」
青山さんという人は経理にいるらしく
歳は俺と同じくらいの三十過ぎで独身
女性らしさがまるでなく
いわゆる
仕事デキル系女子なんだそうだ
まぁ水本さんみたいに
ゆるふわ女子でもなく
おそらく
キツ目な女性なんだろう
「あ、そーいえば
新飼さんルパンのマグカップ使ってますよね?」
「あーせやな。
なんやいつからか
ルパンなってたわ」
「それ、狙われてますよ」
「は?」
「それ、水本さんの手ですから」
「な、なに言うてんねん。
なんで俺やねん。
それは無いやろー」
「いやいや
大人の独身男性はお金持ってますもん」
「おい、ちょっと待て。
そこは金やのうてイケてるからとか
言うとこちゃうんかい」
「あはははは」