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お園さん
第7章 セックス、セックス、セックス
だが、これで、誰にも憚られることなく、お園さんに会える。
玄関を出る時、
「来週には落ち着くから、遊びにいらっしゃい」
と言われた私は天にも昇る気持ちだった。
そして、翌週の水曜日、待ちに待った電話が架かってきた。
「明日、学校の帰りに来れる?」
「い、行く!午後4時には行ける」
「じゃあ、待っているから」
翌日、私は授業が終ると、脇目も振らずに、お園さんのマンションにそれこそ〝飛んで行った〟。
ピンポン、ピンポン……
「はあーい、今、開けます!」
お園さんの声!そして、ドアが開いた。ワインレッドのニットのワンピース!着物ではない。相手が変わればということか……
「いらっしゃい!」
「こんにちは」
私はとても嬉しかった。だが、お園さんから、いきなり「汗臭いわね」と言われてしまった。直前の体育の時間に5キロも走らされたからだ。せっかく、これからお楽しみだというのに……
しかし、これも運がいい。
「早くシャワーを浴びなさい」とお園さんは私を急き立て、真新しい浴室に連れて行った。
以前の一軒家と違い、広くない洗面所兼脱衣所は服を脱ぐにも肌が触れ合う。
「へへへ」
「ニヤニヤしないで、早く裸になりなさい」
そう言われても、ワンピースを脱いだお園さんの下着姿が眩しくて、ついつい見とれてしまう。だから、私がパンツ一枚になった時には、お園さんは既に素っ裸。