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お園さん
第9章 途切れない関係

「雄一さんとセックスして、好きに生きてきた私にそんなことを求めたってねえ、無理よ。分かっていたんだけど、ちょっと夢を見ようと思ったのね」

私がどう返事をしていいか言葉を探していると、お園さんは「抱いてちょうだい」と言ってきた。

この時、私には付き合っている女性、今の家内がいたが、お園さんとはそういう関係なんだと思い、何も躊躇わず、「いいよ」と答えた。

3年振りに会ってみると、少し痩せた他は何も変わらず、「元気?」なんて、少し首を傾ける仕草は可愛らしさと色っぽさが混じり、やっぱりお園さんだった。ただ、私も26、お園さんは43になっていたので、自然に「お園さん」、「雄一さん」と互いを呼ぶ。これだけが変わっていた。

体を交えてみると、お園さんは以前より濡れやすくなっていた。

乳房を揉んでいる時は、「いい、あなた、いい、いい……」と甘い吐息だが、クンニに移ると、「あっー、あー、いやぁ、いやぁ、あっ、あっ、あ、あああ……」と叫ぶようになる。これは変わりないが、割れ目に舌が触れた時には既にヌルヌル、中を掻きまわすと、ペチャペチャと音がし、クリトリスを舐める頃には溢れ出た愛液でシーツがぐっしょりとなっていた。

3年振りに期待していたのは、私も同じだったから、チンポはカチカチで、「やっぱり、お園さんもそうか」とその時は思っていた。
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