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幼馴染と、そして先生と
第10章 迸る青い欲望
「お待たせ、有田君。いい子にしてた?」
「そ、それはまぁ、そうですけど……」
 美香子のスタイルの良さを、改めて感じる和義。
 巻いたバスタオルから覗く、ほっそりとした白い手足。それは天使のように美しく、見るものを魅了する。28歳という、熟れに熟れた肉体は、和義にとって刺激が強すぎる。たちまち、ペニスは熱く反応し、股間部分でもこもこと大きくなり始めた。
「有田君は、私を抱きたいの?」
 と、美香子が尋ねてくる。
 ここは正直に答えるべきだろう。和義は、やや緊張しながら声を出した。
「は、はい、もちろんです」
「でも、私なんて有田君から見たらおばさんでしょう?」
「そんなことないです。さっきも言いましたけど、先生は魅力的なんです」
「ウフフ。ありがとう。そう言ってくれると、私も嬉しいわ。それと、もう一つ聞くけど、有田君は、こういうのは初めてなのかしら?」
 さて、どう言うべきであろうか?
 和義は既に童貞を失っている。つまり、男になっているのだ。由美と経験済みなのだが、それをそのままここで語ってもいいのだろうか。和義の高校は、それほど校則が厳しいわけではないから、例え性行為をしたとしても、言わなければ何の問題もない。
「そ、それは……」
 思わず、和義は口ごもる。
 すると、それを見ていた美香子は意外そうに口を出した。
「もしかして、既に経験があるのね」
「は、はい、実は……」
「そう。有田君の童貞をもらいたかったんだけど、誰かに先を越されちゃったみたいね。まぁ、仕方ないか。有田君は可愛い顔をしているものね。きっとモテるんでしょう」
「いえ、全然モテませんよ」
「謙遜しなくてもいいのよ。私ね、有田君って可愛い子だなって思っていたもの」
「そうなんですか、でも、可愛いって言われるのは、なんか微妙です」
「なら、どう言って欲しいのかしら?」
「う~ん、例えばカッコいいとか」
「フフフ。有田君はカッコいいわよ。どう、これで満足」
 美香子は薄っすらと笑みを零しながら、そう言った。
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