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幼馴染と、そして先生と
第15章 二人の女性を相手に
 由美自身、最初は、驚いていた。
 自分は、和義に処女を捧げた。和義が好きだったし、幼馴染として、和義と結ばれたいと思っていた。そして、実際にその夢は叶った。それが確かに嬉しく、彼女を喜ばせていった。まさに、幸せの絶頂にいたといってもいいだろう。
 しかし、和義は自分以外の人間とも関係を持っていた。しかも、それは担任教師である美香子であった。女性の由美から見ても、美香子は魅力的に思える。女性らしい体のライン。胸も大きいし、ヒップラインも素晴らしい。男性を魅了する要素が満載なのである。だから、和義が美香子に惹かれる気持ちもわかる。
 でも、本当は自分だけの和義であってもほしかった。もっと、自分だけを見てほしい。そんな風にも思っていたのである。
 そんな時、美香子から3Pの提案をされて、由美は激しく驚いた。でも、それを受け入れようと思ったのである。和義ともっと親密になりたい。セックスをしているうちに、きっと和義だって、自分の方を見てくれるようになる。そんなささやかな希望があったのだ。
 だからこそ、由美は3Pを受け入れた。和義のために……。
 乳首を指で刺激していた由美であったが、あまりにも堪らなくなって。和義の顔に自分の顔を近づけた。そして、そのまま甘く蕩けるようなキスをした。スッと触れるだけのキスが、展開されていく。
(由美……)
 和義は、由美にキスをされて、うっとりとしていた。
 正直、どちらの女性を選ぶとしても、選べそうにない。自分はどちらも好きだし、どちらも幸せにしたい。それは、傲慢だろうか? しかし、今は二人からの愛撫をたっぷりと受けて、気持ちよくなりたい。彼は快感に身を捩らせながら、恍惚としていた。
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