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微妙なお年頃
第4章 ・・こない
 言葉を返さないコズエに、文子はテーブルに身を乗り出して小さな声で囁いた。
「コズエ、まだあるんでしょ?生理・・」
たしかに、まだあがっては・・いなかった。
不安定にはなってきたが、あることはある。
 1年。丸1年こなかったら、それが閉経。
もし10ヶ月目できてしまったら、まだ期間終了を迎えていないことになる。
 ランチ仲間の中には、自分よりも年下なのにもう閉経した人もいる。
45歳から55歳くらいの間がいわゆる更年期といわれ、
その間に閉経、と体に変化がもたらされる。もちろん個人差があるから、
必ずしもこの年齢とは限らない。文子は、1年前にお迎えしたと言っていた。
「・・使ってないよ、最初っから・・だってもう妊娠なんかしないでしょう?
 50超えてるんだからさ。だからいいかなって、ダメ?」
急に文子の表情が憐れみをおび、態度はそれとは裏腹に腕組みをして
体を背もたれにあずけた。
「そうやって浮かれて油断してると、できちゃった、なんてことになるかもしれないよ。
 生理があるってことは妊娠の可能性があるってことくらいわかるでしょうが。
 70超えた爺さんの種が芽吹くなんて話あるじゃない、芸能人とかでさ。
 歳いった女だって可能性ないことはないでしょう?」
可能性は、ものすごーく低いだろうが、ゼロでないのも確かだ。
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