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揺れる世界の秘め事
第6章 夜が明けるまで
……なんかなぁ。

少しだけ頬が熱くなってるのに気付き、
ベッドの上でゴロゴロと転がる。

有馬君に迷惑かけちゃったなぁ…
あとで埋め合わせか…なにか、しないと。

というか今のうちに着替えちゃおうかな…
タンスの中の可愛くて寝心地のいい服を取り出し、
スルスルとブラを外して着替える。
下も気持ち悪いし…ショーツもスルリと脱ぐ。

「あーぁ…べたべた…」

お気に入りだったのになぁ…と
ぼやきながら下着とショートパンツをはきかえる。
ベッドに座って少ししたら有馬君が部屋に戻ってきた。

「…お…麻美さん…かわいい…」
「まぁ、どうも。…サイズは平気?」

お世辞と受け取りつつも顔が赤くなる。
「まぁ…ちょうどいい感じかな」
七分丈のズボンもサイズは大丈夫そう。

「ん、よかった」
へらっと笑い着替えた服を洗濯籠に入れる。
有馬君のスーツを受け取りハンガーにかける。

シャワーは…まぁ、明日でもいいかな…
時間も時間だし……。

「ん…寝ようか?」
「あ…俺は床でも…」

有馬君は「さすがにマズイでしょ」と言うものの
元はといえば私のせいでこの家に来る事になり、
さらには泊まる事になってしまった後輩を布団も無しに床で寝かせるわけにはいかない。

結果私に根気負けして有馬君が折れてくれた。
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