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揺れる世界の秘め事
第14章 まだ、寝かせない。
「…いいの?俺は嬉しいけど…加減できねぇよ?」

今更急に恥ずかしくなって離して逃げようと思うけど、一歩先を読んだ純平くんが私の腰をグッと寄せる。拒否なんてできるわけなくて、私はただただ頷くだけ。

「ん、じゃぁ、麻美さんがつけて。コレ」

ちらりとジーンズを目にして、取りにいくのが億劫なのか、
今度はベッドサイドにある四角い袋を取って、私に持たせる。
とりあえず腕を離して、渡された物体をじっと見てから頬を染める。

「え、えぇ…よくわかんない…ん…だけど」

チラリと純平くんの顔を見ると『興味あるクセに』と目で言われる。
図星だからその瞳から逃げてしまって、さらにクスっと笑われる。

「どーせ何回も付けるんだしすぐ覚えるから。な?」
優しく諭されたみたいに言われて、戸惑いつつも頷く。

袋の中心にある本体を指の腹で少し端に避けてから、袋の端をピリピリと切って切れ端を離す。そのまま封入された半透明の本体を取り出し中心の突起を指で摘んで、純平くんの自身にかぶせてくるくると包んでいく。

ひとつひとつに無駄に緊張して、終わったときに小さく溜息が漏れた。
「上手じゃん」と頭を撫でられてほっとする。
…正直表と裏がわからなくて少し焦ったけど、突起が上に向いている方が表みたいで、成功してよかった。…ホント。

年上年下なんてあってないようなものだけど、こういう所で焦るのは少し悔しい。
ほっとして腕をもう一度首にまわそうとすると純平くんに笑われる。

「座ったまますんの?ダイタン」

目の前で悪戯な笑みを浮かべられてボッと顔が赤くなって首を振るけど、純平くんが私の両腰をつかむ。

「俺は構わねぇよ?ぴったり抱きしめたままになるからむしろ最高。麻美のさっきより深く味わえるっ」

さっきより深く…と言われて少しだけ興味が沸いてしまって、それを見透かすように笑われる。でも、さっきのでも十分奥を抉るように来ていたのに、あれより上があることが信じられない。それに離れないで抱き合ったままと言うのも幸せそうだし…。

興味はある。けど。初心者には難易度高そうだなと思って拒否しようと思ったのに、
純平くんが私を引っ張ったままベッドの端に背中をもたれさせて、
膝立ちのままついて行った私の立ち位置を調整する。
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