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揺れる世界の秘め事
第4章 帰宅ラッシュ
少し不安だが、こんな大勢の中動けるほど
私は満員電車に慣れていないので大人しくするしかない。

そのままさらに2つくらい駅を過ぎた頃に
背中に手が当たっているような気がした。
「……」
3つ目あたりで手が動きだし確信に変わる。

……痴漢だ…。

朝の…?それとも別の人…?
どちらとも分からず戸惑っていると、
手が腰からどんどん上に向かっていく。

(…しまった…)

思考に集中してしまい、
一切の抵抗をしていなかった。
これではしてくださいと言っているようなものだ。
震える手で相手の腕をつかむが、
喉が緊張でカラカラだった。

「…め…て…」

力のない声で振り絞るが、震えていて弱すぎる。
男の手が私の手を軽く払うと簡単にはなれてしまった。

ソレからはもう、イヤとダメしか言えなくて、
男の手になぞられ、弄られ、可愛がられた。


ジリジリと胸で遊ばれた時には
もう朝の熱が戻ってきていた。

手が腰あたりに下降した時には
待ち望んでいたかのように濡れた太ももに恥ずかしくなる。

そろりと太ももに触れられると
「ぁ…んんっ!」
口元に手を当てて耐えていた声が漏れだす。

大勢の人がこちらを見ないか心配したが、震えた声は小さく、気づいた人はいなかったようだ。

「かわいい声…」
後ろから朝の男の声がして、ビクリと震える。
強張った身体に気付いてか男の指が太ももから内側にと踊り、小さな電流が走る。

「はぁ……っ!!」
大きく息を吐き、声を殺す。
ガクガクと震える身体から力が抜けてしまう。
腰を抱かれ、男が抱きつくような体勢で支えられる。
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