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エロ除霊師のお兄さんに付きまとわれてます。
第2章 決して偶然じゃない
折よく電車がホームに滑り込んだため、必死に足に力を入れて電車から降りた。ホームに設置されているベンチにたどり着き、倒れ込むように座る。

息が苦しくて胸を押さえる。運動部の子が過呼吸になった時、確かこんな感じだった気がする。深呼吸、すればいいんだっけ。パニックになったまま、私は口元を押さえた。

前屈みになっていたので、隣に人が座ったことに気がつかなかった。

「大丈夫ですか?」

最初はお節介な誰かが声をかけてきたのだと思った。

「大丈夫、です」
「お一人ですか? 誰か呼びましょうか?」
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