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エロ除霊師のお兄さんに付きまとわれてます。
第2章 決して偶然じゃない

「えっ……?」
慌てて振り返る。車内は相変わらずの混雑っぷりだ。しかし私の周囲だけ、そこに誰かいるみたいに人がいない。
くらり、と視界が揺れた。それまでざわついていた車内の音が消え去って、身体が浮いている感じがする。
直後に猛烈な寒気がきた。勝手に手足が震えて、まっすぐ立つのがしんどい。
思わず自分の腕を抱き合わせる。
誰かが手を伸ばしていたのだろうか。否、そもそもこれだけ混んでいるのに、私の周りだけ空いているのがおかしい。誰かがいるとしか思えないほど、不自然に隙間が空いている。
何。私の身体に何が起こっているの。
慌てて振り返る。車内は相変わらずの混雑っぷりだ。しかし私の周囲だけ、そこに誰かいるみたいに人がいない。
くらり、と視界が揺れた。それまでざわついていた車内の音が消え去って、身体が浮いている感じがする。
直後に猛烈な寒気がきた。勝手に手足が震えて、まっすぐ立つのがしんどい。
思わず自分の腕を抱き合わせる。
誰かが手を伸ばしていたのだろうか。否、そもそもこれだけ混んでいるのに、私の周りだけ空いているのがおかしい。誰かがいるとしか思えないほど、不自然に隙間が空いている。
何。私の身体に何が起こっているの。

