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第3章 再会

「そりゃ、ずっと探していたからだよ。ようやく会えたのに……。俺の名前を聞いても何も思い出せない？」
「いや、初対面ですよね？　それなのにあんなこと……」

コウタは私を抱いた。犯されたと言うべきか。
今までにない快感で満たされ、心も身体もぐちゃぐちゃになった。
そのことを思い出して顔をしかめると、何故かコウタは目を見張った。

「それは覚えてるの？」
「ふざけてんの、あんた」

横っ面を張り飛ばそうかと身構えたが、心底不思議そうにコウタが首を傾げるので毒気を抜かれる。