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エロ除霊師のお兄さんに付きまとわれてます。
第4章 トンネルで……
コウタは路肩に車を停めると、降りてトンネルの入り口へ向かう。ここに近付いた時からゾクゾクと嫌な感じがしていて、車を降りたくなかったけれども、一人きりになるのはもっと嫌だったので仕方なく私も彼に続く。
しかし、数歩歩いたところで足が固まった。
「コウタ、無理! これ以上ある……け……ない」
「アキナ!」
気が付いたら地面に倒れていた。
コンクリートは硬くて、擦った頬が焼けるように痛む。うつ伏せのまま、私はうめいた。