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エロ除霊師のお兄さんに付きまとわれてます。
第4章 トンネルで……
「おい、声が聞こえたのって本当にこっちか? 誰もいないぞ」
「確かに女の声がしたんだって、聞こえなかったのかよ?」
こちらへ向かってくる若い男の声がした。それも複数いる。
一気に血の気が引く。
声の方向を見ると白々した光がチラチラ舞っている。スマホのライトだろうか、光源は小さいけれど強力だ。
もしこんな姿を見咎められたら、と恐怖で四肢が硬直する。
ところがコウタは一切動じることなく、前傾して身体を密着させてきた。