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エロ除霊師のお兄さんに付きまとわれてます。
第6章 淫らな儀式
彼の動きに夢中になって合わせていると、またしても部屋の隅からバキバキッ! と耳障りな音がした。
音がした方向を見ると、戸棚のガラスが割れている。

相当強力な霊なのか、むしろこの行為は逆効果なんじゃないかと不安になる。

ところが。

私の心臓を凍りつかせたのは、「やっぱり……!」というヒロエさんの声だった。
コウタが覆い被さっているので、私から彼女の姿は見えないが、痛いほど視線を感じる。

この状況では言い逃れもできないし、と焦る私を尻目に、コウタは私を繋がったまま抱き起こした。

「ヒロエ、手伝って」

コウタの声に耳を疑う。今、なんて?
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