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宮島 洋平の休日
第3章 洋介
「…お前ら…すげぇな…」

ずっと見ていた兄は
はぁ…
と熱い目を向ける。

兄の猛りは痛いほど、反り上がっていた。
ズボンを押し上げ、其処ははち切れそうになっている。

時計を見ると、針はもうすぐ12時を指そうとしていた。

「あ、ヤバイ、修一来る。」

姉が慌て始め、着替えを持ってバスルームに走っていった。

「おい、洋平。こっち来い。」

姉を見送っていると、兄が自室に俺を呼ぶ。


「これから、千秋も来るんだ。お前、手伝え」

ニヤリと笑い、クローゼットを顎でさす。

自分の彼女に何をするんだっての。

「え?あっえ?」

あたふたとしていると、クローゼットにねじ込められる。

ピンポーン

チャイムがなった。

「千秋だな。俺が合図したら出てこいよ。」

そう言い残し、兄は玄関にいった。
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