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宮島 洋平の休日
第2章 洋介と茜
なにを思ったのか、兄が立ち上がり、姉の座る椅子の肘掛けに手をつき顔を近づける。

「俺らが慰めてやろうか?」

「はぁ?なにいってんの」

本当に、なに言ってるんですか!

なんて、ツッコミを考えていたら兄が机の上にあったセロテープをび―――っと引っ張りだした。

そのまま、姉の腕を後ろ手に縛り付けてしまう。

「きゃぁ!ちょっと!なにすんのよ!!」

全くです…。

「洋平、こっち押さえろ。」

有無を言わさぬ雰囲気を纏い呼ぶ声で、俺は必死に逃れようとばたつかせる姉の足を押さえつける。

見る間に姉の足が開かれ、肘おきに固定された。

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