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第2章 洋介と茜

姉は、椅子に縛られた状態で、もがきながら此方を睨み付ける。

ごくり

だが、今まで恐怖の対象としてきた姉の卑猥な姿は俺を興奮させた。

ドキドキと踊る心臓を静めさせよとするが、効果がない。

「洋平。お前はまだ女を知らないからな。まぁ、見てろ。」

クスッと笑うと兄は姉に向き直る。

「ちょっと！ほどいてよ！」

ギシギシと椅子を鳴らし、姉が身を捩るが、意外とセロテープは頑丈だ。