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宮島 洋平の休日
第7章 望
「あっあの!」
それまで、俯いて黙っていた金子が顔を上げた。
「わたし、ここの事知ってます!わたしが頼んだんです。姉に…でも、まさか宮島くんがいるなんて…」
「紫…伝えとけよ…」
兄がため息をついた。
「あー…いや、ごめん…」
「あの!宮島くんも参加するんですか?」
いや、寧ろメイン…
頷く面々に金子は顔を赤くして、俺に向かう。
「宜しくお願いします。」
え?
「おい…本気か?」
こくんと頷く金子。
はぁぁぁ…
「わかったよ、いいよ。あ、あと紫さん。次はないよ。」
軽く睨むと、項垂れながら頷いた。
「はーい。」
「じゃぁ、やりますか♪」
誠さんの仕切り直しでいつもの事情が始まった。