この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
宮島 洋平の休日
第8章 雅
兄の話によれば、雅さん。
昔、彼氏に酷い扱いをされていたらしい。
そのトラウマで、セックスでも気持ちよくならないとか。
新しい彼氏も出来ても、その事が原因でケンカになり、別れたりと上手く行かないらしい。
で、可憐に相談したところここへ連れて来られたということだ。
「あー、いや…どうなんですかね?」
朋さんに助けを求める。
だって、俺が突破口なんでしょ?この話の流れは…
「俺は、洋平くんならいけると思うよ?望ちゃんのを見ちゃったら…ねぇ?」
と、兄を見る。
「俺もそう思うぞ?途中まででいいから…な?」
えー…だって雅さん、嫌そうじゃん
「はぁ…分かりましたよ。どうせ、明日集まるんでしょ?そこでいいですか?」
「よし。」
「えー、また回って来ないの~?」
俺の言葉に男性陣が頷き、可憐さんはブーイングだ。
「いや、明日は可憐さんですよ。いいじゃないですか。」
「あ!そっか♪」
嬉しそうだ。朋さんは寂しそうだ。
「可憐…グスッ」