この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋する男子に恋をした
第5章 嫉妬
俺が即答すると、美咲ちゃんは目を見開いて見つめあった。
「ど、どんな……こ?」
「んー、言い表せないくらいいい奴」
おどおどと探りをいれて来る美咲ちゃんに対し、俺は平然と答えた。
だってそう思わないか?
好きな人に『応援は出来る』と言えるか?
告白すらさせてくれないその人に。
それに、美咲ちゃんが『天然』だとは思えない。鈍感どころか、すべて計算だろう?
俺の返答も理解出来るはず。
「いつから好きなの?」
「って言うか、俺の話はよくない?美咲ちゃんの用があるんでしょ?」
「うん……あのさぁ、もしかして蜂屋くんの好きな人とかの相談に乗ってたりする?」
そう聞いて来る美咲ちゃんが少し涙目で、流石にちょっとビビる。
俺が泣かせてるっぽいじゃん?!
軽く流すように笑った俺は、ちゃんと答えるのが筋だろうと頷いた。
「前はね」
俺の返答ですべてを悟る美咲ちゃんは見てとれた。こんな子が、気付かずに相談を持ちかけるわけも無い。
「ど、どんな……こ?」
「んー、言い表せないくらいいい奴」
おどおどと探りをいれて来る美咲ちゃんに対し、俺は平然と答えた。
だってそう思わないか?
好きな人に『応援は出来る』と言えるか?
告白すらさせてくれないその人に。
それに、美咲ちゃんが『天然』だとは思えない。鈍感どころか、すべて計算だろう?
俺の返答も理解出来るはず。
「いつから好きなの?」
「って言うか、俺の話はよくない?美咲ちゃんの用があるんでしょ?」
「うん……あのさぁ、もしかして蜂屋くんの好きな人とかの相談に乗ってたりする?」
そう聞いて来る美咲ちゃんが少し涙目で、流石にちょっとビビる。
俺が泣かせてるっぽいじゃん?!
軽く流すように笑った俺は、ちゃんと答えるのが筋だろうと頷いた。
「前はね」
俺の返答ですべてを悟る美咲ちゃんは見てとれた。こんな子が、気付かずに相談を持ちかけるわけも無い。