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恋する男子に恋をした
第6章 和解
俺が睨み上げれば、蜂屋は黙ったままだから取り敢えず靴を脱いで立ち上がった。

何だかしょっちゅう玄関で転けてるな。

鬼門か?!


「何なんだよ、ずっと無視してた癖に。美咲ちゃんの事になると別って?」


嫌味も込めて笑って言ってやった。
それでも玄関に立ちっぱなしの蜂屋は、何を遠慮しているのかいつもと違う。


「どうした?あがんねーの?……て、蜂屋、バイトの時間じゃねーの?!」


「ん、帰された」


「何で」


「別に……いいだろ」


俺には関係ないって?

余りにも自分が惨めで思わず笑ってしまった。
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