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第6章 和解

そう言った俺の腕を掴み上げた蜂屋にそのままマンションに引っ張り入れられた。


「痛っ！蜂屋、引っ張んなよ」


何で俺のマンションなのに、蜂屋に主導権があるんだよ！！


「ドア開けろよ」


「わかってるよ！！手を離せ」


俺が振り払う様に腕を持ち上げると、蜂屋の手が離れ、俺はドアを開けた。

その俺を押し飛ばすから、思いっきり玄関でコケると、後ろ手でドアを閉め鍵を掛けた蜂屋が俺を見下していた。


「美咲ちゃん……入れたの？」


THE無表情！！
行動と声と表情が怖い。

何が感に触ったのだろうか。


「別に、蜂屋に疑われる様な関係じゃない」


「入れたかって聞いてんの！！」


「っはぁ、あぁ、玄関まで。靴すら脱がさずにファミレスに行ったけど。……これで満足か？！」